アールスプリング 、理学療法士の近藤です。
暑くなってサンダルなど、裸足で歩く機会が多くなってきました。
その際、足裏にできたタコやウオノメによる痛みで悩まされていませんか?
この時期は、足裏のトラブルを解決する良い機会かもしれません。
そこで当店では、前回からタコやウオノメができる原因についてお伝えしています。
前回は足裏の前方にタコやウオノメができる、女性の人に特に多い「開張足」の人向きのケースをご案内しました。
今回は男性の人に多いO脚や内反小趾が原因で起こる、足の薬指と小指の間や小指の外側、小指付け根にタコやウオノメができるケースについてご紹介します。
この場所にタコやウオノメができる原因として「内反小趾(ないはんしょうし)」が原因と考えられています。
内反小趾は足の小指が親指側に向かって曲がっている状態(画像参照)で、O脚の人に多く見られます。

内反小趾の状態では、足裏の外側が常に圧迫され、小指の外側にタコやウオノメができやすくなります。

また小指が薬指に重なることも多く、その指の間にもできやすくなります。
この状態を改善するには、足裏の外側に重心がかかるのを防ぐことが大事です。
また、足裏の外側に重心のかかる人は、足首が硬くて動きに柔軟性がなく、太ももの筋肉が固い、という特徴があります。
そこで今回はこれを改善する「膝裏まっすぐ伸ばし」をご紹介します。
〜内反小趾、O脚を正す〜
「膝裏まっすぐ伸ばし」
やり方
- 椅子に座って片足を前に伸ばし、つま先を天井にむけます。
- 口から息を吐きながら、両手を足首の方へ伸ばし、上体を倒したときの重みで膝を伸ばします。
ゆっくり呼吸しながら20秒キープします。 - 鼻から息を吸いながら元の姿勢に戻ります。
反対側も同様に行います。
これを左右3セット、一日二回を目安に行います。
タコやウオノメがひどくなると、痛みをかばうために正常歩行がしづらくなります。
そうなると身体の前後左右のバランスが崩れ、筋肉や骨格のアンバランスから痛みやしびれの原因となります。
歩行は毎日しなければならないもの。
痛みがひどくなる前に、セルフケアで重症化を防ぐことが大事です。
また、当店では、日常生活での継続的な癖(習慣)による気づかないバランスのズレから生じる、疲労や痛み緩和の施術をしておりますので、お悩みの方はご連絡ください。