こんにちは。アールスプリング、理学療法士の近藤です。
先日、施術を受けられたお客様から、翌日、痛みとだるさが出たけど大丈夫?、というご質問をいただきました。

これは好転反応(または好態反応)といい、体の悪いところが回復する過程で、一時的に具合が悪くなることをいいます。

施術を受けたことで、今まで滞っていたリンパや血流が良くなり、体内を一気に老廃物(疲労物質)が駆け巡ることで、この症状が起こります。
ですので、好転反応の症状がおきるのは、回復の過程と考えていただければ大丈夫です。
この好転反応には、主に4つの症状があります。
①弛緩反応
[症状]急激な倦怠感、疲れ、発熱が起こります。
②過敏反応
[症状]体全体の痛み、かゆみ、発汗が起こります。
③排泄反応
[症状]吹き出物、発疹、尿の色が濃くなる、下痢が起こります。
④回復反応
[症状]発熱、はき気、腹痛、だるさが起こります。
これらへの対策としては、体を横にして安静にする、または、寝る前にコップ一杯分の水分を取る(③についてはできるだけ多く水分を取る)ことにより、回復が早まります。
いずれも2 ~3日で回復しますが、なかなか症状が治らなかったり悪化する場合は、医療機関へご相談ください。
好転反応には個人差があります。
日頃から疲れを溜めすぎたり、痛みを我慢していると、この好転反応が大きくなり、翌日辛くなります。
日頃から疲れを溜めすぎず、疲労の蓄積が痛みに変わる前でのメンテナンスをお勧めします。