こんにちは。アールスプリング、理学療法士の近藤です。
今回は、お客様からご質問の多い、腰痛の原因となる不良姿勢についてお伝えします。
【マッサージができる理学療法士の視点】
日常生活の何気ない姿勢の変化で、腰部にかかる負担がどのように違うか?
腰にかかる負担は正しい姿勢と比べると、体幹が前屈するほど腰(下部腰椎)にかかる負担は増えます。
これは前方にかかる重量を、腰部の脊柱起立筋で保持する力が増え、椎間板に荷重がかかるためです。

データでは、第3〜第4腰椎の内圧変化を見たときに、
立位を100%とすると、

背臥位は25%なのに、

立位で体幹が前傾した姿勢では150%、

座位で体幹が前傾した姿勢では185%、

背臥位から起き上がるときには実に210%とされています。

いかに体幹の前傾姿勢が、腰に負担をかけているかわかりますよね。
ちなみに立位の100%に対して、座位は通常でも140%の負荷がかかっています。

ということは、長時間のデスクワークで座りっぱなしの方が、立位よりも負担がかかっているといえます。
気がつかないうちに腰に負担が溜まり、痛みに発展するパターンですね。
次回は、腰に負担のかからない姿勢のポイントついてお伝えします。