こんにちは。アールスプリング理学療法士の近藤です。
外出自粛の影響もあり、新型コロナウィルスの感染者数がピーク時より減ってきています。油断せずに引き続きお体の免疫力をあげて、ウィルスへの抵抗力を高めましょう!!
唾液
免疫力を上げるのにひと役買っているのが唾液です。唾液の役割は口の中を消毒する、食物を飲み込みやすくする、消化しやすくする、などですが、この唾液はどこで作られるでしょうか?
答えは耳下腺、顎下腺、舌下腺という唾液腺といわれる場所です。
大切な3つの唾液が作られる腺
・耳下腺ーサラサラの唾液。
・舌下腺ーネバネバの唾液。
・顎下腺ーその中間の唾液。
のようにに分かれます。
今回は、そのうちの耳下腺リンパ節に関わることをお伝えしていきます。 顔のリンパマッサージで、目の下や頬から耳のほうに向かってマッサージを行ないますが、頬杖(ほおづえ)をしたときに手をつくあたり(耳の下)にあるのが耳下腺リンパ節です。 ちなみに、顎下腺リンパ節は顎の下にあります。

フェイスマッサージではこれらのリンパ節に向かって流し込むように行ないますが、耳下腺リンパ節には顔面神経が通っており、リンパの流れが悪いと顔がむくんだり無表情になったりします。 耳下腺リンパ節が腫れる代表的な病気として流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)があります。これは、ムンプスウィルスが耳下腺や顎下腺リンパ節に入って腫らせたり痛みを出させます。 よく幼児でかかることが多い病気と言われますが、大人になってからかかる場合もあり、その方が重篤化することがあります。 ただし、インフルエンザと同じく、一度かかると体の中にムンプスウィルスに対抗する抗体が作られるので、その後は発症しにくくなります。
日ごろから顔面〜耳〜顎(首)へ向かってマッサージをすることで、リンパの流れが良くなります。 当店では、整体マッサージの最後に行なう「ヘッドマッサージ」で、このリンパマッサージを行なっています。 日頃の疲れが溜まって、顔のむくみや耳から顎への腫れが気になる方にはオススメですので、一度お試しになられてはいかがでしょうか?
