アール スプリング、理学療法士&巻き爪補正士の近藤です。
前回から首&肩周りのトラブルについてお伝えしていますが、今回は、なで肩の人に多く、握力の低下や手のしびれを伴う「胸郭出口症候群」についてご紹介します。
胸郭出口とは
首から腕につながる血管や神経が、鎖骨や胸の筋肉の下を通り脇の下へ向かう部位を「胸郭出口」といいます。

腕を上げるときに、首・肩・腕から手指にかけて痛みやしびれを感じる場合、ここで血管や神経が締め付けられる「胸郭出口症候群」の疑いがあります。
なで肩の人や、日常的に重いものを肩にかけて持つ人も胸郭出口症候群になることがあります。
頸椎と肋骨をつなぐ中斜角筋や前斜角筋が硬直すると、筋肉間で神経が締め付けられたり肋骨が引き上げられて、鎖骨との間が狭まったりして圧迫が強まります。
また鎖骨下筋や小胸筋の硬直も、鎖骨が引き下げられて圧迫が強まる原因になります。
それに対する効果的なセルフケアが「胸郭出口解放ストレッチ」です。
血管や神経の通り道を広げ、締め付けを緩めれば症状の改善が期待できます。
「胸郭出口解放ストレッチ」
効果:前斜角筋と中斜角筋を柔軟にし、第一肋骨と鎖骨の間を広げます。

やり方
①椅子に腰掛け、右腕をあげて手を頭の左横に当てます。左手は背中側にまわします。
②ゆっくりと鼻から息を吸いながら背筋を伸ばします。
③ゆっくりと口から息を吐きながら、5秒かけて首を右に倒します。3秒キープしたら息を吸いながら元に戻します。
④左右を入れ替えて同様におこないます。
これを5回繰り返して1セットで1分、1日2〜3セット目安におこないます。
息を吐くときにゆっくり伸ばした方が力まずに効果的に伸ばせるので、呼吸を止めずに行いましょう。
いかがでしたか?
時間と場所をとらず簡単にできるストレッチ。
気になる方はぜひお試しください。


