フットケア

10人に1人が悩む「足底腱膜炎」

朝起きた時や、長時間座っていた後に歩き始めた時に足裏のかかとの前方あたりに激痛を感じ、しばらく歩くとおさまる、という症状はありませんか?

そんな時は足裏の足底腱膜という膜状の腱が炎症を起こす「足底腱膜炎」の可能性があります。

足底腱膜炎

足底腱膜とは

足底腱膜は歩行時に繰り返し負担がかかるところです。

踵で着地するときに地面から圧迫力(衝撃)を受け、つま先で地面を蹴るときには伸ばされて強い牽引力(引っ張る力)が働くためです。

テニスやマラソンなど激しいスポーツする人や、長時間立ち仕事をする人、肥満の人は足底腱膜に強い衝撃が加わるので傷つきやすいです。

また、加齢で足底腱膜の繊維が弱くなることで、足底腱膜炎になる人も増えています。

ふくらはぎやアキレス腱が固い人は、地面を蹴るときに足底腱膜への負荷が大きくなるため、よりリスクがあります。

足底腱膜炎の治療方法には、薬物療法やインソール、手術療法などがありますが、今回はアキレス腱やふくらはぎをストレッチで柔軟にする運動療法をご紹介します。

セルフケア

①足底腱膜ほぐし
入浴時などに足裏をマッサージしたり、足裏でテニスボールを転がしたり、青竹の上に立ったりしてほぐします。
(注)いずれの場合も、強い刺激を加えすぎると足底腱膜を痛めてしまうので、優しくほぐすことがポイントです。

②前傾膝裏のばし
膝裏を伸ばしてふくらはぎとアキレス腱を柔軟にし、足底腱膜の負担を軽減します。 

  1. 立位で、痛みのある方の足を後ろに大きく引きます。
  2. 前足の膝に両手をのせ、ゆっくり体重かけて重心を前に移動させます。
  3. 後ろ足の膝裏、ふくらはぎ、アキレス腱、足裏が気持ちよく伸びているのを感じながら20秒キープします。

1〜3を3回行なって1セットとします。
これを1日3セットを目安として行なってみてください。

足裏第二趾のタコ
フットケア

足裏の人差し指・中指・薬指のタコやウオノメを解決するには?

アール スプリング、理学療法士の近藤です。

足裏のトラブルを抱えている人は意外と多いですね。靴を履いているのだから仕方がないとあきらめていませんか?同じ靴を履いていても、タコやウオノメができる人とできない人いますよね。足の形に靴が合わなかったり、間違った歩き方によって皮膚への圧迫や摩擦が繰り返し起こることに対する体の防御反応で、局所的に皮膚が厚く硬くなる症状です。

今回は最終回で、第2・第3・第4趾(足の人差し指・中指・薬指)のタコとウオノメについてお伝えします。

第2・第3・第4趾(足の人差し指・中指・薬指)にタコとウオノメができやすいのはどんな指?

この場所にタコやウオノメができるのは、足の指の関節が拘縮している高齢者多いです。拘縮とは関節がこわばり、動きや制限された状態をいいます。

具体的には、親指以外の指が第2関節でハンマーのように「く」の字に曲がってしまう「ハンマートゥ」(かがみ指)や、鳥の鍵爪のように第1関節から曲がってしまう「クロートゥ」(鉤爪趾)と言う拘縮がある人に起こります。

このケースでは指の間や先端に、タコやウオノメができやすいです。

それでは次にこのケースへのセルフケアについてお伝えします。

セルフケア「ボールつかみ」

足の第2〜4趾のタコやウオノメは、足指をうまく使えない人に多く「ボールつかみ」が有効、と言われています。

硬くなった関節をほぐすには、関節をのばしたり少しずつ動かすことが大切です。

「ボールつかみ」は足指の関節が柔らかくなるので効果的です。

やり方

①ゴルフボールを前足部に当て、1〜3分ほど転がします。

①

②ゴルフボールを足の指で掴み、離します。
これを5回ほど繰り返します。

②

(注)足指の筋肉が衰えていたり、拘縮が強くうまくつかない場合は、①の足裏で転がすだけでも結構です。

これを1日2〜3回を目安に行ってください。

足裏にタコやウオノメができると無意識的に痛みをかばい、正常歩行がしにくくなります。

それが原因で肩こりや腰痛などの痛みを引き起こすので、症状がひどくならないよう日ごろからメンテナンスをしていきましょう。