アール スプリング、理学療法士の近藤です。
裸足になる機会が多い季節。
足裏のタコやウオノメなど、気になりませんか?
このブログではシリーズで、足裏のタコやウオノメのトラブルへの対処法お伝えしています。
1回目は足裏の前方にできた場合、前回は薬指と小指の間や小指の外側にできた場合でしたが、今回は親指の横できた場合の対処法をお伝えします。
親指の横にできるのは、「外反母趾」が原因となります。
親指の外側が靴に当たるので、その部分が圧迫され続け、タコやウオノメができやすくなります。
そこで運動療法や装具療法などで、外反母趾を改善していく必要があります。
外反母趾は遺伝的な靭帯の柔らかさや、足先の狭い靴を履くことなどが原因で起こりやすく、親指の付け根にある関節が小指側に曲がってしまいます。
大きく変形してしまうと戻すのは困難なので、そうなる前に対処することが大切です。
そこで今から外反母趾の予防や改善に役立つセルフケアをお伝えします。
[足指1分ほぐし]
やり方

①各足指を1本ずつ、足裏側の付け根から指先に向かってほぐします。

②各足指の爪の生え際をつまんで、足先を刺激します。

③二本の指をつまんで間を広げ、前後に動かします。

④足指の間に手指を入れて、ぎゅっと握りしめながら、足指を数回大きくまわします。
(注)足指の変形が進んで手指が入らない場合は、無理をせず①〜③のみ行います。
①〜④を1セットで1分。
これを1日数回続けてください。
「足指1分ほぐし」は、固まった関節を柔らかくして、曲がった足指を正しい位置に戻す効果があります。
外反母趾が改善し、それに伴い親指の横にあるタコやウオノメも改善が期待できます。