アール スプリング、理学療法士の近藤です。
今年の冬は例年より寒いこともあってか、疲労を超えた痛みで来店されるお客様が増えています。
先週、「先日、ギックリ背中になって辛かった!」というお客様がいらっしゃいました。
そこでギックリ背中にならないためのセルフケアについて、ご質問を受けたのでお伝えします。
ギックリ背中は「筋筋膜性疼痛症候群」と言われる病気で、背中の痛みやしびれの他に、痛みで呼吸がしづらかったり、時間が経つと痛みやしびれの場所が移動する、という症状です。
背中の筋肉に過度な負荷が加わり、肉離れ起こした状態になっています。
デスクワークや、赤ちゃんを抱っこしたり家事などで前傾姿勢が続いて、常に背中がこわばり疲労が溜まっている方におこりやすいです。
もしギックリ背中になってしまったら、ぎっくり腰と同様にまずは炎症を起こしてる患部をアイシングし、安静にします。
お風呂など温める事はしてはいけません。
また、背中の痛みは筋肉の疲労が原因とは限らず、脊椎や内臓の病気が原因とも考えられるので、念のため整形外科での診断をお勧めします。
原因が特定できないと再発しやすいので、まずは病院ではっきりさせることが大切です。
筋肉疲労が原因の場合、前傾姿勢が原因となるので、日ごろからその姿勢による疲労を溜めないようにすることが大切です。
次にセルフケアのやり方をお伝えします。
セルフケア
①動かす
上を向きながら、肩の後ろ回しをします。
この時、肩甲骨全体を動かす意識を持って行ないます。
これを肩の後ろ回し20回、前回し10回を1セットとし、繰り返し行なってください
②伸ばす
前傾姿勢が続いているときは、体の前側の胸の筋肉(大胸筋)が縮まっています。
そこを伸ばすストレッチを行います。
壁に肘を直角に当て、上を向きながら壁側の足を一歩前に出します。
この時、腕の付け根が伸ばされている感覚を持ってください。これをゆっくり10秒を1セットとし、左右繰り返し行います。
当店では、ギックリ背中予防の施術を行なっていますので、背中のだるさや痛みが気になる方はぜひお試しください。