片足重心
研さんの相談室

立ち疲れで片足重心が続いたときの弊害とセルフケアは?

先日、消防訓練で長時間立ちっぱなしだったお客様から、疲れた時に自然にとっている片足重心(休めの姿勢)の弊害とセルフケアについてご質問をいただきました。

片足重心はほとんどの方が無意識的にとっている姿勢ではないでしょうか?

上の画像を参照いただくと、左足に重心をかけて立っています。
この時、無意識的に左足の後方(かかと付近)に重心がかかっており、腰〜足にかけて特に外側に力が入っています。
そして全身のバランスを中心に保つために、上半身を右側に軽く曲げています。

このような姿勢が続くと次のような弊害が生じます。

  1. 体の土台である骨盤の歪み(左右差)が生じます。
  2. それに伴い、腰痛が出やすくなります。
  3. 重心がかかっているほうの足に負担がかかり、股関節、膝関節、足関節を痛めやすく、また、ふくらはぎがつりやすくなります。
  4. 土台である骨盤が歪むことで、その上に乗っかっている背骨も影響を受け、肩こりや背部痛など上半身に悪影響を及ぼします。 

このような片足重心を取らないよう気をつけるに越した事はありませんが、疲れてくるとどうしても癖が出やすくなりますよね。

それでは今回の画像のような場合に効果的なストレッチを、3つご紹介します。

①腰臀部と足の外側の筋肉(大腿筋膜張筋)のストレッチ

仰向けに寝て伸ばすほうの足を曲げ、反対の手で膝付近を押さえます。
膝を押さえながら腰〜下半身をひねり、顔ともう片方の腕は反対側に向けます。 
腰〜足にかけての伸ばされ感が確認できたら、1セット10秒間を疲れない程度に繰り返し行なってください。

②もも裏(ハムストリングス)ストレッチ

もも裏(ハムストリングス)ストレッチ

ベッドや台にかかとを乗せ、つま先を手でつかみながら上半身を曲げていきます。
もも裏の伸びが確認できたら1セット10秒間を疲れない程度に、繰り返し行なってください。

③ふくらはぎ(下腿三頭筋)のストレッチ

ふくらはぎ(下腿三頭筋)のストレッチ

伸ばす方の足のかかとが浮かないようにして、反対側の膝を曲げながら伸ばします。
これを1セット10秒間、痛みが出ない程度に繰り返し行なってみてください。

時間と場所を取らずに簡単にできるストレッチです。
疲労が痛みに変わる前に、ぜひお試しください。

当店では骨盤の歪みを調整する施術を行なっております。
ご希望の方を施術前にお伝えください。

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