手首痛
研さんの相談室

長時間のパソコン作業で、手首が痛くなる原因とそのセルフケアは?

リモートワークが日常になり、手首の痛みを訴えるお客様が増えています。
原因として、職場と違って机や椅子の高さが合わず、長時間のパソコン作業で自然と手首に負担をかけていることや、職場より長時間パソコンに向かうことが多くなった、ということが挙げられます。

もともとリモートワークが普及する以前から、美容師など手首に負担のかかる職業の方が症状を訴えていました。

また、女性ホルモンの関係で、妊娠、出産期、更年期の女性の方にも多いようです。

痛みが発生するメカニズムとして、手首には細かい筋肉がたくさん走っており、その筋肉はただでさえ弱い筋肉なのに、日常の繰り返しの使用による機械的刺激(筋肉疲労)によって痛みが出やすい部位です。

その細かい手首の筋肉は、腱鞘(けんしょう)と言う筋肉の腱を束ねているものに覆われており、筋肉疲労の蓄積によってその部分が炎症を起こし、腫脹や疼痛、運動制限が起こります。

治療方法としては、患部の安静、内服液の投与などが原則ですが、特に痛みがひどい場合は、ステロイドの局所注射、手術が行われます。

このような症状にならないために、どのようなセルフケアを行ったら良いか?

痛みがひどくなる前、重症化する前に行っていただきたいストレッチ(セルフケア)をお伝えします。

①手首の手のひら側を伸ばすストレッチ

手首の手のひら側を伸ばすストレッチ

テーブルや床などに手の指先を自分のほうに向けて手をつき、肘を伸ばします。
上体を少しずつ後ろに引きながら、痛みを我慢できるところで10秒間、繰り返し伸ばします。

②手首の手の甲側を伸ばすストレッチ

手首の手の甲側を伸ばすストレッチ

テーブルや床などに手首の甲側を軽くつき、手の指先を自分のほうに向けて肘を伸ばします。
上体を少しずつ後ろに引きながら、痛みを我慢できるところで10秒間、繰り返し伸ばします。

③手首を柔軟にする体操

手首を柔軟にする体操1
手首を柔軟にする体操2

両手の指を絡めて前回し&後ろ回しをします。
または、身体の力を抜き、リラックスした状態で両手首のぶらぶら揺らします。

手首は毎日気がつかないうちに酷使されて疲れが溜まり、痛みやすい場所です。

疲れが痛みに変わる前の予防として、毎日継続的なメンテナンスをお勧めします。

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