こんにちは。アールスプリング、理学療法士の近藤です。
先日、腰椎ヘルニアと診断されたお客様から前回の「腰部脊柱起立筋のストレッチ(両膝を抱えて腰を伸ばすやり方)」はヘルニアの人にはどうなのか?、というご質問をいただきました。

腰椎ヘルニアは、腰の背骨の間にある椎間板が後ろに飛び出し、神経に触れて、足にかけて痺れが出る症状です。
猫背のような不良姿勢や、長時間のデスクワークなどで、腰に負担のかかる姿勢が続くことが原因になります。
特に、前かがみの姿勢で、椎間板が後ろ(背中側)に飛び出しやすくなります。
前回の腰部脊柱起立筋のストレッチは、脊柱管狭窄症には効果的ですが、ヘルニアには向きません。
背中側の腰にストレスがかかるからです。
腰椎ヘルニア対策のストレッチはいくつかありますが、今回は私が参考になったものをご紹介します。
やり方
- 立位で足を肩幅より広めに開きます。
- 両手を腰に当てます。手首はベルト付近に。
- 両肘を内側に寄せながら、手のひらで骨盤を前に3秒間押し込みます。この時、背中は極力反らしません。
- 3秒× 10セットを1日に2〜3セット行います。


(注)
- 腰部脊柱管狭窄症の方は、行わないでください。
- お尻から太ももにかけて痛みや痺れが出た場合は、中止してください。
このブログをご覧になった方は、早速試してみてください。