こんにちは。アールスプリング理学療法士の近藤です。
梅雨が長引き、東京では蝉の鳴き声がほとんど聞こえませんが、大阪では初夏の到来を感じるほど、うるさく鳴いています。
間近に迫っている梅雨明け。
それに伴う熱中症対策として、前回のブログでは、視床下部がどのように体温調節を行っているか、についてお伝えしました。
今回は体温調節の目的と体温のリズムについてお伝えします。
ヒトは、食事をすることによって体温を維持しています。
代謝で生じる熱量は、脂肪が1gあたり9kcal、糖質とタンパク質が1gあたり4kcalとなっています。熱量の6割は、体温維持のために使われています。
このように、食物をエネルギーに変えて生命活動に必要な代謝が行われており、この代謝は体内にある酵素が触媒(代謝を促進させるもの)となっています。
体温を維持するのは、この酵素の働きを良くするためです。
酵素が触媒として反応する速度を、酵素活性といいますが、活性(働き)が最も大きいのは至適温度(36〜37℃)なので、ヒトはこの体温を維持するように視床下部が調整しています。
また、1日のサイクルには体温リズムがあり、最も体温が低いのは明け方(目が覚める直前)で、逆に体温が上がるのは夕方です。
体温が上昇していくと徐々に体が目覚め、逆に体温が低下していくと眠気を感じる、というように体温は生活のリズムと関係しています。

次回は発熱の仕組みと超低体温療法についてお伝えします。
当店では、今月体温調節と関係のある視床下部を含めた脳の疲労に対し、「脳整体(10分1650円)」を実施しています。
脳の疲労は身体の疲労!
体調を崩される前のメンテナンスぬおススメです。