こんにちは。アールスプリング理学療法士の近藤です。
緊急事態宣言解除で人通りが明らかに増えています。それとともに、当店のお客様も「もうそろそろマッサージを受けても大丈夫かな?」と、ご連絡をいただけるケースが増えてきました。 思い出して頂き、嬉しいです!(感激の涙)
今回は、加齢とともに小さくなってしまうリンパ腺「胸腺(きょうせん)」のストレッチをご紹介します。 胸腺の場所は一番上の胸骨の奥にあり、右肺と左肺の間、心臓の上部に位置するリンパ節です。 ここは白血球とともに、ウィルスなどの外敵から体を守る「T細胞」を作り出し、思春期に最大の大きさになります。
しかし、残念なことに加齢とともに小さくなり、それに伴いT細胞も減少して免疫力の低下につながります。 ここを少しでも長く活躍させるためには、日ごろから胸腺まわりの血流を良くするマッサージやストレッチがお勧めです。
【ステップ1】胸腺周りのマッサージ
まずはマッサージから。 1番上の胸骨付近を手のひらでさすります(画像参照)。

そこから鎖骨付近もマッサージで温めた後、ストレッチにうつります。
【ステップ2】胸腺リンパ節のストレッチ
座位で、顔を上に向けながら両手を広げて、軽く体を反らせます。ポイントは、手のひらを後ろに回すように意識すること(画像参照)。


これを繰り返し行ってみてください。 ラジオ体操第一の最後にある、深呼吸で胸を広げるようなイメージです。
胸腺は家事やデスクワークによる前傾姿勢が続いて胸部が圧迫され続けると、働きにくくなります。
当店では整体マッサージの最後に、この部位を重点的に施術して免疫力を上げています。 日頃の前かがみ姿勢が気になる方、免疫力に不安のある方にお勧めの施術内容ですので、ぜひ一度お試しください。