こんにちは。アールスプリング理学療法士の近藤です。
1ヶ月以上にわたる緊急事態宣言の影響で、腰痛や頭痛、首肩周りのコリの他、むくみを感じる人が増えています。手のむくみを原因とする痛みを訴えるお客様もいらっしゃいました。
今回は手のリンパの滞りをどこに向かって流していけば良いか…、という内容です。
その答えは…↓
肘のリンパ節
手は人間の体の中で、最も細かい動作が可能な部位です。脳(大脳)の中に運動野(うんどうや)という場所があり、これは脳からの指示を体の節々に伝える場所です。その場所の広範囲が手と関係しているので、脳から出ている神経が発達しており細かい動作が可能になります。
逆に、手で触ったものを脳(大脳)が感じる場所を感覚野(かんかくや)といいますが、これも広範囲が手と関係しているので、触覚は敏感になります。 手と大脳を結ぶ神経が発達していることから、手を動かすことで脳を多く使うことになり、認知症予防にも効果的と言われます。
しかし、手があまり使われなくなると、足と同様に手や腕の筋肉でリンパ管を刺激しないのでむくみやすくなります。むくみがひどくなると、冷えや痛みに繋がります。
そこで、指先〜手の甲やひら〜手首〜前腕〜肘にあるリンパ節に向かって、刺激を加えてリンパを流してあげることが大切になります。 やり方は、クリームやハンドオイルを使って手先から肘に向かって滑らすように刺激を加えるのが一般的です。

当店の整体マッサージでも、特にパソコン作業や美容師の方など、手(腕)に負担のかかる職業の方には重点的に行っています。 それによって、手(腕)が細くなり軽くなる、という効果が出ていますので、疲れやむくみが気になる方は一度お試しになられてはいかがでしょうか?